作品データ
DMMブックスの実用書(ルポ・エッセイ・自叙伝)。著者はロシア語同時通訳者の米原万里。新潮文庫版、825円・2017年4月13日配信。
どんな作品か
第一線で活躍したロシア語通訳者が、通訳・翻訳という仕事の舞台裏をつづったエッセイ。原文への忠実さと訳文の自然さのどちらを取るかという難題を、印象的な失敗談や現場のエピソードを交えて軽妙に語る。読売文学賞を受賞した名エッセイ。
読みどころ
言葉を別の言葉へ移し替える営みの奥深さと難しさが、ユーモアたっぷりに描かれる。異文化コミュニケーションの本質にも触れる、知的な面白さがある。
こんな人に
語学や翻訳・通訳に関心がある人、機知に富んだエッセイを楽しみたい人に。