作品データ
DMMブックスの小説(日本文学)。著者は重松清。価格781円・2017年4月13日配信。家族をめぐる短編を収めた作品集で、第124回直木賞を受賞した代表作です。
どんな作品か
中年に差しかかった父親たちを主な語り手に、夫婦や親子のあいだに生じる小さなすれ違いや戸惑いを描いた短編集です。仕事、子育て、老いといった日々の営みのなかで揺れる普通の人々の心情を、あたたかなまなざしですくい取ります。
読みどころ
派手な事件は起きませんが、家族の何気ない一場面に潜む切実さと、ささやかな再生の兆しが胸に沁みます。「F」で始まる言葉をモチーフに束ねられた各編が、読み手それぞれの日常に静かに寄り添います。
こんな人に
家庭や家族の機微を描く物語が好きな方、日常に効くビタミンのような一冊を求める方におすすめです。