作品データ
DMMブックスの小説(日本文学)。著者は吉村昭。価格990円、2017年4月13日配信。
どんな作品か
江戸時代、嵐で遭難し、水も食料も乏しい絶海の孤島に流れ着いた漁民たちの姿を描いた長編小説です。過酷な環境のなかで生き延びようとする人間の姿を、綿密な調査と抑制の効いた筆致で追います。記録文学の名手・吉村昭が、史実に材を取って書いた代表作の一つです。
読みどころ
極限状況における生存の営みが、感傷を排した淡々とした文章で積み重ねられます。誇張のない事実の重みが、かえって人間の粘り強さや孤独を強く伝えてくる筆致が持ち味です。
こんな人に
史実に基づく骨太な記録文学や、極限の状況を描いたサバイバルの物語が好きな方に。