作品データ
DMMブックスの小説(ミステリー・サスペンス/日本文学)。著者は米澤穂信。新潮文庫版、価格737円、2017年4月13日配信。
どんな作品か
読書会「バベルの会」を共通の縁として、上流階級の令嬢たちとその周辺で起きる出来事を描いた連作短編集です。それぞれの短編が独立したミステリーとして完結しながら、全体に不穏な空気を色濃くまとっています。
読みどころ
各編の締めくくりに置かれた鮮烈な一撃が魅力で、静謐な語りから一転する結末の切れ味が強く印象に残ります。端正な文章と黒い後味を併せ持つ、著者の技巧が光る短編集です。
こんな人に
ひねりの効いた短編ミステリーが好きな方、余韻の残るブラックな物語を求める方に。