作品データ
DMMブックスの小説(日本文学)。著者は大岡昇平。価格605円、2017-04-13配信。
どんな作品か
自身の従軍体験を持つ作家・大岡昇平による戦争文学の代表作です。太平洋戦争末期のフィリピン・レイテ島を舞台に、結核を病み部隊からも見放された一人の日本兵が、飢えと極限状況のなかをさまよう姿を描きます。戦後日本文学を代表する作品として長く読み継がれ、複数回映画化もされています。
読みどころ
極限まで追い詰められた人間の意識と、生と死のあいだで揺れる精神が、透徹した文章で描き出されます。戦争の悲惨さを声高に叫ぶのではなく、一兵士の内面を通して静かに突きつけてくる筆致が圧巻です。
こんな人に
戦争文学の古典に触れたい方、人間の極限状態を見つめる重厚な小説を読みたい方に。