作品データ
DMMブックスの小説(一般ノベル/日本文学)。著者は津村記久子。新潮文庫。価格506円、2017年4月13日配信。働く人々の日常を描いた短編集です。
どんな作品か
オフィスで働く人々や、日々を過ごす人たちのささやかな出来事を掬い取った物語集です。表題作をはじめ、仕事や通勤といったありふれた場面のなかに生まれる小さな感情の揺れを、津村記久子ならではの繊細な観察眼で描き出していきます。
読みどころ
大きな事件が起きるわけではないのに、思わず自分の日常と重ねてしまう共感の連続が魅力です。悪天候のなか「とにかくうちに帰りたい」と願う気持ちなど、誰もが覚えのある感覚を、ユーモアと温かさを含んだ筆致で綴っています。
こんな人に
働く日々の何気ない瞬間を描いた物語が好きな方、静かに沁みる短編を読みたい方におすすめです。