作品データ
DMMブックスの小説(日本文学)。著者藤岡陽子、価格693円・2017-04-13配信。過去と現在を行き来しながら人生を見つめ直す長編小説。
どんな作品か
アパレル会社でデザイナーとして働く45歳・独身の水樹が、勤め先の方針転換で仕事の岐路に立たされる。恩師の見舞いに帰省したことをきっかけに、決して裕福ではなかった団地暮らしの幼少期や、支え合った幼なじみたちとの記憶がよみがえっていく。
読みどころ
現在の迷いと、貧しくも懸命に生きた子ども時代の回想が織り合わされ、水樹が自分の人生を選び直していく過程が丁寧に描かれる。恩師に背中を押された進路の選択や、大切な人との別れなど、心に残る場面が積み重なる。働く女性の生き方に静かに寄り添う一冊。
こんな人に
仕事や人生の岐路に立つ大人の物語が好きな方、来し方を振り返る温かな長編を読みたい方におすすめです。