作品データ
DMMブックスの小説(海外)。著者はドストエフスキー、訳は工藤精一郎。価格990円、2017年4月13日配信。19世紀ロシア文学を代表する長編で、本巻はそのうちの一冊です。
どんな作品か
貧困のなかで大学を離れた青年ラスコーリニコフが、ある「思想」に取り憑かれて一線を越え、その後の良心の呵責と葛藤に苛まれていく姿を描く物語です。犯罪そのものよりも、罪を犯した人間の内面と、そこからの救いをめぐる問いが物語の核となっています。
読みどころ
主人公の張り詰めた心理を執拗なまでに追う筆致と、貧しい人々が行き交うペテルブルクの街の空気が圧巻です。人はなぜ罪を犯し、いかにして立ち直れるのか——読む者に重い問いを投げかける、文学史に残る傑作です。
こんな人に
人間の内面に深く分け入る、読み応えのある古典文学を求める方におすすめです。