個人的な体験(新潮文庫)

『個人的な体験(新潮文庫)』は2017-04-13に配信された「個人的な体験」シリーズの第1巻です。価格は825円。

作り手
大江健三郎
シリーズ
個人的な体験
配信日
2017-04-13
価格
825円(2026年9月12日に観測)
レビュー
114件・評価3.95(DMM.comが集めた評価。2026年9月12日に観測)

作品データ

DMMブックスの小説(日本文学)。著者は大江健三郎。825円・2017年4月13日配信。1964年に発表されて新潮社文学賞を受けた長編で、のちにノーベル文学賞を受けた作者の代表作の一つです。

どんな作品か

アフリカへ行くことを夢見る予備校講師の青年、通称バードが主人公です。生まれてきた我が子が頭部に重い障害を抱えていると告げられ、バードは父親としての責任と、そこから逃げ出したいという衝動のあいだで揺れ動きます。酒、旧知の女性の部屋、病院の待合室を行き来しながら、彼は自分の選択を先延ばしにし続けます。

読みどころ

主人公の弱さや醜さを一切美化せずに書き切る筆致が、この小説の核にあります。比喩を重ねた濃密な文章は独特で、読み進めるうちに主人公の焦燥がそのまま伝わってきます。作者自身の経験が背景にあるとされ、以後の作品群につながる主題がここに現れています。

こんな人に

戦後日本文学の代表作を読んでおきたい人、逃避と引き受けをめぐる重い問いに向き合う小説を求めている人に。

よみどきでこの作品を見る