作品データ
DMMブックスの小説(日本文学)。著者は角田光代、781円・2017年4月13日配信。
どんな作品か
恋の終わり——「振られること」をテーマにした連作短編集。ある話で失恋した人物が、次の話では誰かを振る側にまわる、という形で登場人物がゆるやかにつながっていく。別れをめぐる男女の心模様を、角田光代らしい繊細な観察眼で描き出す。
読みどころ
恋愛のいちばん苦い場面を、湿っぽくなりすぎず、どこかユーモラスに切り取る筆致が心地よい。振る側・振られる側どちらの気持ちにも覚えがあり、読みながら自分の恋を思い返してしまう。連作ならではの、視点が移り変わる構成の妙も楽しい。
こんな人に
大人の恋愛小説や、心の機微を丁寧に描く連作短編が好きな人に。