作品データ
DMMブックスの小説(日本文学)。著者は福永武彦。価格737円、2017年4月13日配信の新潮文庫版です。
どんな作品か
戦後日本文学を代表する福永武彦の長編で、1954年に発表されました。療養所で世を去った青年・汐見茂思が遺した二冊のノートを軸に、彼が生きた日々と、その内面がたどられていきます。友情と恋愛、そして人と本当に結ばれることの難しさを、静謐な筆致で描いた青春小説です。
読みどころ
純粋であろうとするがゆえに孤独を深めていく主人公の心の動きが、繊細な文章で綴られます。愛や信仰、生と死をめぐる思索が物語に深く織り込まれ、若き日の理想と痛みが読む者に迫ります。時代を越えて読み継がれてきた名作の格調をじっくり味わえます。
こんな人に
端正な文体で読ませる純文学の名作や、青春の孤独を描いた古典を求める方におすすめです。