作品データ
DMMブックスの一般ノベル(日本文学)。著者は森見登美彦。価格737円、2017年4月13日配信。新潮文庫版。
どんな作品か
京都を舞台に、古道具屋や街角にひそむ不穏な気配を描いた連作の物語です。日常のすぐ隣にあるような、ひやりとした怪異と幻想がゆるやかに絡み合い、独特の薄暗い雰囲気を漂わせます。森見登美彦がユーモアとは異なる、怪談めいた筆致を見せる一冊です。
読みどころ
京都の路地や骨董の世界を舞台にした、しっとりと不気味な空気感が最大の魅力です。何が起きているのかつかみきれないまま迫ってくる余白の怖さが、読み手の想像をかき立てます。静かな夜にじっくり味わいたい作品です。
こんな人に
幻想的で不穏な物語が好きな方、森見登美彦の別の一面にふれてみたい方におすすめです。