作品データ
DMMブックスの小説(評論・対談)。著者は小川洋子・河合隼雄。価格539円、2017年4月13日配信。新潮文庫。
どんな作品か
『博士の愛した数式』の作家・小川洋子と、臨床心理学者でありユング派分析家として知られる河合隼雄による対談集です。物語を書くこと・読むこと、そして人が自分自身の「物語」を持って生きることの意味をめぐって語り合います。作家と心理療法家、それぞれの立場から言葉が交わされていきます。
読みどころ
小説を生み出す作家の実感と、多くの人の心に向き合ってきた臨床家の視点が響き合うのが魅力です。創作論にとどまらず、記憶や喪失、魂といったテーマへ静かに広がっていく対話の流れを味わえます。難解な理論書ではなく、二人の肉声のようなやりとりで読み進められます。
こんな人に
物語や心のはたらきに関心がある人、小川洋子・河合隼雄の世界が好きな人におすすめです。