作品データ
区分: 一般実用 / 著者: ケヴィン・ケリー、服部桂 / 価格: 2090円 / 配信日: 2016-08-09
どんな作品か
『WIRED』創刊編集長ケヴィン・ケリーが、テクノロジーの今後数十年を方向づける12の大きな力を論じた一冊である。人工知能や共有経済、常時接続といった潮流を、個別の技術ではなく長期的な傾向として描いている。それぞれの力が独立したものではなく互いに絡み合いながら社会を変えていくという視点で章が構成されている。監視社会化や自動化といった、今日にもつながる論点についても早い段階から言及されている。
読みどころ
個々の予測の当たり外れよりも、変化の背後にある構造的な力の捉え方そのものが読みどころである。原著刊行から時間が経った現在、当時の見通しを検証しながら読む面白さもあり、テクノロジー論としてだけでなく思考の型を学ぶ本としても読める。
こんな人に
テクノロジーの表面的な流行ではなく、その底流にある変化の方向性を考えたい人に向く一冊である。近年のAIやプラットフォームをめぐる議論の前提となる考え方を学びたい人にも向く。