作品データ
DMMブックスの小説(日本文学)。著者は李龍徳。価格935円、2021年9月22日配信。
どんな作品か
第51回文藝賞を受賞した李龍徳のデビュー作です。予備校に通いながら空虚な日々を送る青年・徳山が、新宿で出会ったキャバクラ嬢・初美に強く惹かれていく物語で、彼女が語る世界の暗さに引き込まれるうち、徳山は少しずつ外の世界と距離を取り始めます。
読みどころ
人が心の奥に抱える自己破壊的な衝動を、二人の濃密な関係を通じて描き出す、緊張感のある文学作品です。魅惑と不穏が入り混じる会話の応酬が、読み手をも物語の磁場に引き込んでいきます。読後に重い問いを残すタイプの一冊です。
こんな人に
人間の暗部に踏み込む文学作品や、ひりつくような心理描写が好きな人に。