作品データ・買い時
価格は440円。サークル「い〜ぐるらんど」による作品である。
どんな作品か
過疎化が進む地方での「女鳴(めなき)村」という村おこし制度に便乗し、金銭的理由で第二子を諦めていた藤沢夫妻が移住するところから物語は始まる。引っ越して一年が経過した夏、自治会の男から持ちかけられたのは、村の祭事期間中に男性が女性をランダムに選び子作りに励むという古くからの風習だった。夫や娘を守るため渋々従うことになった妻・汐里だが、その実態は単なる協働ではなく、村人による性的な凌辱へと繋がっていく構造となっている。NTR要素を含む退廃的なストーリーであり、表紙を除き本文58ページで構成される。
読みどころ
汐里というヒロインの心理描写と、それに伴う関係性の崩壊過程に焦点が当てられている。彼女は当初、家族を守るための抵抗や努力を見せるが、強靭な他者との対峙の中で次第に心身が支配されていく様子が描かれる。この「心折られず頑張ろうとする姿」と、それ故に訪れる破滅への落差が、読者に強い印象を残すポイントとなる。また、娘の存在を前にした状況など、一般的な作品では扱いにくいシチュエーションを敢えて配置することで、背徳感と緊迫感を高めている。作画については、表情の細部まで丁寧に描き込まれており、キャラクターの可愛らしさとエロティシズムの両立が評価されている。シーンの密度も高く、描写が丁寧である点も魅力の一つだ。
この作者・サークルについて
本作はサークル「い〜ぐるらんど」、作者・鷹丸氏による作品である。
