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裕福な家に生まれながら日々の退屈に倦むヒロインを、世話係の溝呂木葵と大道芸人志望の高良祥真という二人の男が取り合う、三角関係を軸にした女性向け音声作品。乱交・寝取られ要素を含むが、中心にあるのは拗れた執着と再生の物語である。
葵はヒロインの祖父の隠し子であり、かつては恋人関係にあったという複雑な出自を持つ。倫理的な問題から関係を清算しようとしながら、未だに成功していない「こじれたややこしい性格」の持ち主だ。一方の祥真は青果市場で働く率直な青年で、なりゆきで関係を持った際にヒロインの本音を聞き出したことから友人となる。退屈しのぎの相手として葵が祥真をあてがったことで、三人の関係は思いもよらぬ方向へ動き出す。
作品データ・買い時
価格は2,970円。レビューは3件で評価は5。FANZA同人らぶカル(TL)ランキングでは4,554位(7,006作中)に位置する。タグは乱交、寝取り・寝取られ・NTR、中出し、ごっくん、3P・4P、女性向け。全編ダミーヘッドマイク収録で、公式特典としてアフターストーリー「恋人と愛人」が付属する。
読みどころ
本作の見どころは、何より土門熱演じる溝呂木葵の拗れきった執着心にある。心の底ではヒロインを一人占めしたいと思いながら、祥真とのアメリカ行きを全力では止めない――その矛盾した言動の背後に、彼の過去と「種がない」という事情が明かされていく過程は、ネット上でも「ひやっとした」「心の闇と捻じれ具合が濃い」と評される。背景がありすぎて「難易度の高いキャラクター」と語る声もあるが、それゆえに土門熱でしか聴けない演技が味わえるというのが複数の感想の共通するところだ。
千渡レナド演じる祥真は、重い二人の間にめげずに挑む「根がまっとうっぽい」雰囲気の青年で、その配置がよい塩梅だと評価されている。ただし千渡の演技については「一本調子に聞こえてしまった」という個人的な声もあり、低音ヴォイスの変化の分かりにくさを指摘する向きもある。ストーリーのシリアスとコミカルの按配は良いという評があり、結末はヒロインがどちらとも別れられず、男二人が対抗しつつもお互いを受け入れるという「不思議な後味」で締めくくられる。
なお、本作はラーメンを食べる場面が三回登場し、公式特典も「ラーメンを食べに行こう」で終わる。空腹時に聴くのは危険だという忠告が実際に寄せられている点は、一つの特徴として挙げておきたい。
この作者・サークルについて
サークル「Tunaboni Collections」の作品で、シナリオは天王州藍が担当。イラストは上條ロロ。出演は土門熱と千渡レナド。2021年発表の作品である。
