作品データ・買い時
価格385円。レビュー14件、評価4.64。タグには制服、性転換・女体化、OL、巨乳、コスプレ、恋人同士が設定されている。
どんな作品か
『幽体の魔法陣』シリーズ第2話。前作で悪友・博也の持つ「幽体の魔法陣」により幽体化し、隣の美人・あゆみに憑依した主人公・悠斗は、数ヶ月を経て女の生活にすっかり慣れきっていた。しかし、小夜とあゆみ(悠斗)のラブラブな関係に嫉妬した博也は、再び魔法陣を用いて行動を起こす。本作では、中身が男であるTS娘同士の関係性や、正体を隠された相手への接近といった、前提となる人物関係や経緯が十分に描かれた状態で物語が始まるため、前作未読でも独立して楽しめる構成となっている。表紙はフルカラー、本編はモノクロ32Pで構成される。漫画は孝至、原作は皆月なななが担当している。
読みどころ
前半は悠斗(あゆみ)と彼女の彼女・小夜とのTS百合的な展開が描かれ、後半へ向かうにつれてシチュエーションが変化していく。悠斗は女性の身体に順応しつつも、ペニバン挿入への抵抗感や女性としてのドキドキなど、内面に男性性を残しており、その葛藤や違和感がキャラクターの魅力として functioning している。特に注目すべきは、後輩の女の子に憑依した博也が登場する展開だ。正体に気づかないまま、生粋の女子だと思っていた後輩から迫られるあゆみの動揺や、快楽に流されていく様子が描かれる。この「TS娘同士のレズビアン的シチュエーション」は比較的少ないジャンルであり、そのような構図を求めている層には刺さる要素が含まれている。作画の孝至によるイラストは魅力的で、原作の細やかな設定作りと相まって高クオリティな仕上がりとなっている。ただし、題材の性質上、特定の嗜好を持つ読者に向けた内容である点は留意が必要だ。
この作者・サークルについて
原作は皆月ななな、漫画は孝至が担当。同サークル「皆月なななのTS千一夜」より刊行されているシリーズ物の一作である。
