作品データ・買い時
価格は330円。レビュー29件、評価4.66を記録している。サークルCrimson CROWNの刊行作である。
どんな作品か
真面目で誠実な同級生・佐藤和樹と幸せな交際を送る女学生・弓倉葵。ある日、彼氏の家へ赴いた葵は、突然帰省してきた大学生の兄・慎司と対面する。その相手こそ、数年前に大学での出会いをきっかけに肉体関係を持った「元カレ」であった。慎司は葵を単なる快楽の道具として扱い、別れた後も彼女の身体を弄んだ人物だ。
過去に撮影されたハメ撮り動画という証拠品を握られた葵は、一ヶ月という期限付きでセフレになることを強要される。慎司は要領の良い遊び人で、現在は就活も終了し実家に帰省中。一方の葵は、慎司との過去の経験から身体の快楽に不安を抱きながらも、真面目な和樹との関係を大事にしてきた。この再会と脅迫により、穏やかだった日常が一瞬で崩れ去る。
読みどころ
物語は、被害者である葵の視点を中心に展開される。兄視点や弟視点ではなく、脅迫という不条理な状況に置かれた彼女の内面描写が中心となるため、読後に強い胸糞悪さを残すよりも、緊迫したドラマとして受け取りやすい構成となっている。表情の豊かさは本作の特徴であり、辱められる際の葵の顔立ちや感情の変化が細やかに描かれる。
性的な描写においては、物理的な質感への拘りが目立つ。胸部を揉む際の柔らかさや、挿入時の腹部の変形など、身体的な反応まで緻密に表現されており、臨場感の高い興奮を誘う。フェラチオシーンにおける口を開けて待つ間の表情なども、読み手の感性に訴えかける部分として捉えられる声が多い。
一方で、作画スタイルについては意見が分かれる傾向がある。可愛らしい系統の絵柄でありながら、角度によっては好みが分かれるという指摘もある。また、カラー作品であることによる価格設定に対する感覚や、ストーリーの非現実性(兄弟の容姿の違いなど)について、違和感を覚える読者も存在する。ゲスい系シチュエーションを好む層には刺さるが、そうでない層には敬遠される可能性がある。
この作者・サークルについて
Crimson CROWNは、同人誌サークルである。今ゾン氏が執筆を担当している。
