作品データ・買い時
販売価格は605円。サイト内のレビューは17件で評価4.94と高水準にある。サークル「20+1」によるシリーズ第2弾として提供されており、前作との連続性を楽しむことも可能だが、本作単体でも物語の核は完結している。
どんな作品か
転校早々、教室の隅で孤立していた主人公・智近鶏太のもとに、青春生活を手伝うと現れた悪魔アリア。契約により手に入れた『悪魔のメモ帳』は、書いたことが現実になるという力を持つ。その力を頼り、臆病な自分を変えようとする鶏太の歩みは、周囲との関係性に大きな変化をもたらす。今作の焦点は、日焼け跡が眩しい活発な競泳部所属のクラスメイト・松島凛音との交流にある。「友達同士」という関係性から始まる二人の関係性は、前作の排球少女とは異なる、健康的で溌剝としたエネルギーを放つヒロインとの邂逅を描く。学園生活における人間模様の構築と、それを通じた主人公の内面的な成長が物語の中心軸となる。
読みどころ
本作品の見どころは、競泳水着というコスチュームとキャラクター設定が有機的に結びついている点にある。凛音の持つ競技者としての側面と少女としての側面が重なり合う中で、部室やプールサイドといった普段とは異なる空間でのやり取りが展開される。観測された感想では、顔立ちとは対照的に脱いだ後の描写に「破壊力がある」「想像以上の魅力」といった声が多く、褐色肌やポニーテールといった視覚的特徴が作品の世界観を色濃く形成していると評されている。また、凛音からの好意を背景に迫られるヒロインと、その事情を知って苦悩する主人公の葛藤との対比が上手くとられているという指摘もある。最後が泡沫の夢となる展開ながら、新しい関係性への希望を感じさせる余韻が残る構成となっている。
この作者・サークルについて
制作はサークル「20+1」。本作は『悪魔のメモ帳』シリーズの第二弾であり、第一弾は排球部所属の先輩との物語であった。同サークルは学園ものや特定のシチュエーションを扱った作品を複数手がけており、本作もその一環として位置づけられる。
