作品データ・買い時
価格346円。レビュー68件、評価4.26。人妻NTRと心理描写を重視したシリーズ第1弾。
どんな作品か
「これは現実か、それとも妄想か」。主人公である夫が抱く、妻の寝取られ願望と不安が交錯する心理サスペンス劇。単なる肉体的な陵辱描写ではなく、妻が他者によって快感に流されていく様子と、それを観る夫のモヤモヤとした焦燥感を対比させる構成となっている。モノクロ60ページ(表紙・あとがき含む)というコンパクトな尺ながら、前編として物語は幕を閉じる。線画のエロティシズムと、現実と幻想の境界を曖昧にする演出が特徴的だ。
読みどころ
タイトルにある通り「妄想」というフィルターを通じたNTR体験にある。読者は夫の視点を通じて、妻の心理的な揺らぎや背徳感に没入することになる。簡素ながらも直線的な画風が、美人妻に対する憧れや嫉妬といった感情を余計な装飾なく抽出していると評する声が見られる。最後に含みを持たせる展開が、単なるエロチシズムを超えた「何か」を感じさせるとの評価もある。一方で、「もう少しえぐい体位や描写があればさらに良かった」といった、物理的な刺激を求める層からは物足りなさを感じる意見も散見される。しかし、その分だけ「本当に寝取られているのか」という疑念を読後まで残し、脳内補完を促す構造になっている点に定評があると言える。退廃や背徳をテーマとしつつも、内面的な葛藤に焦点を当てたい層には刺さる作品だ。
この作者・サークルについて
はいとく先生。同人誌および書籍『ネトラレ妄想シンドローム』などで活動。
