作品データ
区分: 一般実用 / 著者: 岩崎夏海 / 価格: 1760円 / 配信日: 2016-04-27
どんな作品か
本書は、低迷する高校野球部のマネージャーになった主人公が、ひょんなことからドラッカーの経営書を手に取り、そこに書かれた考え方をチーム運営に当てはめていく物語である。顧客は誰か、マーケティングとは何かといった経営学の基本的な問いを、野球部という身近な舞台に置き換えて描いている点が特徴になっている。部員たちとの関わりの中で、組織のあり方そのものを問い直していく展開になっている。
読みどころ
専門的な経営理論を、部活動という誰もが想像しやすい題材を通してかみ砕いて伝えている構成が本書の読みどころである。物語としての起伏と、実務書としての学びが同時に成り立っている点も、多くの読者を集めた理由のひとつだろう。読み終えたあとに経営学の入門書を手に取りたくなるような作りにもなっている。
こんな人に
経営学に馴染みがなくても物語を通して基本的な考え方に触れてみたい人や、部活動を舞台にした青春小説を求める人に向く一冊である。