作品データ
DMMブックスの小説(日本文学)。著者は西加奈子。価格1,540円、2023年11月2日配信。集英社刊の短編集で、8つの短編を収める。
どんな作品か
『サラバ!』で直木賞を受賞した西加奈子による、約5年ぶりの短編集です。「わたし」という存在――その体や生き方、他人との境界を見つめる8つの物語が収められています。表題作をはじめ、女性の身体や加齢、自分自身との向き合い方を主題にした作品が並びます。
読みどころ
性別や年齢、容姿にまつわる「思い込み」や生きづらさに正面から触れながら、それでも自分を肯定していこうとする視線が全編に流れています。会話の熱量とユーモア、そして関西弁も交えた語り口は西加奈子ならでは。一編ごとに手触りの異なる短編集として、気になる話から読み始められます。
こんな人に
西加奈子の物語世界が好きな方や、「自分の体・自分の生き方」をテーマにした現代小説を読みたい方におすすめです。