作品データ
区分: 一般ノベル / 著者: 瀬尾まいこ / 価格: 550円 / 配信日: 2019-12-06
どんな作品か
家族をテーマにした温かい物語で知られる瀬尾まいこによるエッセイ集である。自身の日常や家族との関わりを、飾らない言葉で綴った内容になっているとみられる。特別な出来事よりも、暮らしの中で積み重なっていく小さなやり取りに目を向けた内容であることがうかがえる。『そして、バトンは渡された』などで知られる著者らしい、優しい視線が随所に感じられる内容とみられる。
読みどころ
大きな事件を扱うのではなく、日々の暮らしの中にあるささやかな出来事やその可笑しみを丁寧にすくい取る筆致が著者の持ち味である。気負わない文章のトーンも読みやすさにつながっており、くすりと笑えるような場面と、しみじみとした場面が交互に織り込まれている点も見どころである。
こんな人に
家族との何気ない日常を描いたエッセイを読んで、ほっとひと息つきたい人に向く一冊である。瀬尾まいこの小説作品に親しんできた読者であれば、著者自身の素顔に触れる楽しみもある。