作品データ
DMMブックスの小説(日本文学)。著者は原田マハ。価格891円、2019年8月2日配信。
どんな作品か
アート小説の名手・原田マハが、イギリス人陶芸家バーナード・リーチと、日本の民藝運動に関わった人々を描いた長編。若き日に来日したリーチと、柳宗悦や濱田庄司ら、東西の美をつなごうとした人々の交流を、一人の日本人青年の視点を交えて丁寧に紡いでいく。史実に着想を得た評伝的な物語だ。
読みどころ
2016年に新田次郎文学賞を受賞。焼き物という手仕事を通して、国も言葉も超えた師弟や友情のつながりが浮かび上がる。芸術に人生を賭けた人々の情熱と、日英をまたぐ壮大な時間の流れが読みどころ。原田マハのアート小説ならではの、実在の人物への敬意にあふれた一冊だ。
こんな人に
美術や民藝、ものづくりに関心がある人、実話をもとにした感動作を求める人におすすめ。