作品データ
- 区分: 一般ノベル- 著者: 原田マハ- 価格: 891円- 配信日: 2017-08-18
どんな作品か
『楽園のカンヴァス』などアート小説の書き手として知られる原田マハによる、名画をめぐるエッセイである。キュレーターとして美術の現場に身を置いてきた著者が、「生きているうちに見るべき」と考える絵画を取り上げ、その魅力と出会いの記憶を一枚ずつ語っていく。美術書でありながら、絵と人生が交差する物語のような読み心地を持つ一冊だ。
読みどころ
専門用語で解説するのではなく、「この絵の前に立ったとき何を感じるか」という体験から語る筆致が持ち味である。画家の人生や時代背景が著者自身の記憶と重ねて綴られ、読み終えるころには紹介された絵を実際に見に行きたくなる。小説家と美術のプロ、二つの顔を持つ著者ならではの案内書といえる。
こんな人に
美術館めぐりが好きな人、絵の見方を知りたい初心者に向く。原田マハのアート小説の愛読者なら、作品世界の源流に触れる読書にもなるはずだ。