作品データ
DMMブックスの小説(日本文学)。著者は朝井リョウ。660円、2016年7月15日配信。若手の実力派として注目を集める著者による長編小説で、坪田譲治文学賞を受賞した作品です。
どんな作品か
児童養護施設で暮らす子どもたちを主人公にした物語です。さまざまな事情を抱えて施設で生活する少年少女たちが、共同生活のなかでぶつかり、支え合いながら成長していく姿を描きます。それぞれが心に抱える思いと、前へ進もうとする一歩が丁寧に綴られていきます。
読みどころ
家族や居場所というテーマを、子どもたちの目線からまっすぐに見つめた一作です。大人には見えない子ども同士の絆や、小さな決意の積み重ねが胸を打ちます。世代の異なる子どもたちが力を合わせて何かを成し遂げようとする過程には、静かな熱が宿っています。読後に温かな気持ちが残る、朝井リョウの真骨頂といえる作品です。
こんな人に
子どもの成長や居場所を描いた物語が好きな方、心が温かくなる小説を読みたい方におすすめです。