作品データ
DMMブックスの小説(ノンフィクション・ドキュメンタリー)。著者は堀内都喜子。693円・2016年4月22日配信。フィンランドの大学院に留学し、現地で働いた経験を持つ著者による新書です。
どんな作品か
人口500万人ほどの北欧の小国フィンランドが、教育や働き方の面でたびたび注目される理由を、生活者の目線から紹介した一冊です。学力調査で上位に並ぶ学校教育の仕組み、残業を前提としない働き方、長い休暇の過ごし方、サウナや森とともにある暮らしなど、テーマごとに分けて語られます。著者自身の留学生活での戸惑いや発見も随所に挟まれます。
読みどころ
統計や制度の説明だけで終わらせず、実際にその中で暮らした人の実感が添えられている点が読みやすさにつながっています。福祉国家の理想論に寄りかからず、税負担や不便さにも触れる姿勢が誠実です。日本の常識を相対化して眺め直すきっかけになります。
こんな人に
北欧の暮らしや教育に関心がある人、働き方を考え直したい人に向いています。