作品データ
DMMブックスの小説(ミステリー・サスペンス)。著者は伊坂幸太郎。価格616円、2015年12月25日配信。
どんな作品か
人の弱みや別れにまつわる裏稼業に足を突っ込んだ男たちを軸にした連作短編集です。危ういやり取りの中にも軽妙な会話とユーモアがあり、それぞれの短編がやがて思いがけないつながりを見せていきます。悪事すれすれの日常を舞台にしながら、人と人との縁や善悪の境目を問いかける物語です。
読みどころ
伏線を張り巡らせ、章をまたいで回収していく伊坂幸太郎らしい構成が光ります。会話のテンポの良さと、どこか憎めない登場人物たちの温度感が魅力です。読み終えたときに全体像がつながる仕掛けを、ネタバレなしで味わってほしい一冊です。
こんな人に
伏線と会話劇を楽しめる連作短編が好きな方、伊坂作品の入り口を探している方におすすめです。