狭小邸宅

『狭小邸宅』は2015-09-18に配信された「狭小邸宅」シリーズの第1巻です。価格は407円。

作り手
新庄耕
シリーズ
狭小邸宅
配信日
2015-09-18
価格
407円(2026年9月9日に観測)
レビュー
105件・評価3.6(DMM.comが集めた評価。2026年9月9日に観測)

作品データ

- 区分: 一般ノベル- 著者: 新庄耕- 価格: 407円- 配信日: 2015-09-18

どんな作品か

不動産業界の営業現場を舞台にした新庄耕の小説で、すばる文学賞を受賞した作品である。戸建て住宅を売る営業マンの青年を主人公に、ノルマと詰めに追われる日々、上司からの容赦ない叱責、数字がすべての世界で働くことの過酷さを、体温の感じられる筆致で描き出す。日本文学に分類される、現代の労働小説といえる一冊だ。

読みどころ

営業の現場描写の生々しさが最大の見どころである。売れない日々の惨めさと、一つの契約が決まる瞬間の高揚。その落差の中で、主人公の価値観や人間関係が少しずつ変質していく過程が丁寧に追われる。仕事に飲み込まれることの怖さと、それでも得られる手応えの両方を描いており、読後に自分の働き方を省みたくなる。文庫価格で手に取りやすいのもよい。

こんな人に

営業職や激務の経験がある人には刺さる部分の多い作品である。お仕事小説や現代日本文学を好む人、住宅購入の裏側の世界に興味がある人にも勧めたい。

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