さよならバースディ

『さよならバースディ』は2015-09-18に配信された「さよならバースディ」シリーズの第1巻です。価格は605円。

作り手
荻原浩
シリーズ
さよならバースディ
配信日
2015-09-18
価格
605円(2026年9月11日に観測)
レビュー
100件・評価3.59(DMM.comが集めた評価。2026年9月11日に観測)

作品データ

- 区分: 一般ノベル- 著者: 荻原浩- 価格: 605円- 配信日: 2015年9月18日

どんな作品か

直木賞作家・荻原浩によるミステリー長編である。舞台は類人猿の言語能力を研究する施設。キーボードを使って人間と意思疎通できるボノボの「バースディ」がいる研究室で、若い女性研究員が謎の死を遂げる。その場に居合わせた唯一の「目撃者」は、言葉を持つとはいえ人間ではないバースディだけだった。

読みどころ

動物との対話という特異な設定が、そのまま謎解きの鍵になる構成が秀逸である。バースディの証言をどこまで信じられるのかという問いが、動物と人間の心の境界という深いテーマへつながっていく。恋人を失った主人公の喪失と再生の物語としても読み応えがあり、ユーモアと哀切を併せ持つ荻原作品らしい味わいが全編に流れている。

こんな人に

一風変わった趣向のミステリーを探している人、動物と人間の関係を描く物語に心を動かされる人に薦めたい。切ない読後感を求める読者にも合う一冊である。

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