作品データ
DMMブックスの小説(日本文学)。著者は池永陽。価格555円、2015年9月18日配信。
どんな作品か
街角の小さなコンビニエンスストアを舞台にした連作短編集です。深夜も灯りをともす店には、事情を抱えたさまざまな人々が立ち寄り、店主や店員との何気ないやり取りが生まれます。ありふれた日常の場所を、人生の交差点として描き出す群像劇です。
読みどころ
一話ごとに異なる登場人物へ光が当たり、それぞれの孤独や再生が静かに綴られていきます。派手な事件ではなく、日々の暮らしのなかで交わされる会話やまなざしに物語が宿るのが持ち味です。人の弱さと優しさを丁寧にすくい上げる筆致が、読後にあたたかな余韻を残します。
こんな人に
市井の人々の人間ドラマや、心にしみる連作短編を好む人におすすめの一冊です。