作品データ
DMMブックスの小説(日本文学)。著者は朝井リョウ。価格550円、2015年9月18日配信。
どんな作品か
廃校を控えた地方の高校の、最後の卒業式の日を舞台にした連作短編集です。それぞれの短編で異なる少女が語り手となり、卒業という節目に胸に抱えた恋や別れ、決意が描かれます。ひとつの学校で交わる複数の物語が、卒業式へと束ねられていきます。
読みどころ
少女たちの繊細な感情の揺れと、「別れ」に向き合う一人ひとりの選択が読みどころです。短編どうしがゆるやかにつながり、同じ日を多面的に照らし出す構成も魅力です。青春のきらめきと切なさを掬い取る朝井リョウの筆が冴えます。映画化もされました。
こんな人に
青春小説や卒業を題材にした短編集、多視点で描かれる学園ものが好きな方におすすめです。