作品データ・買い時
価格は1,100円。サークル「utu」の初単行本として刊行された短編集である。Aサイト内ではレビュー9件、評価4.89を記録している。
どんな作品か
『COMIC失楽天』掲載作家であるutuによる初単行本収録作品群。タイトルが示す通り、性的な欲求やコンプレックスをテーマとした美食短編集となっている。巨乳ウェイトレスや美人上司など、職場や日常空間における特定の外見的特徴を持つ女性キャラクターが登場し、彼らとの関係性や物理的な接触を描く。母娘関係や親戚といった近接した人間関係における禁忌や、下ネタを軸とした美食シチュエーションなども散見され、成人向け青年誌特有の過激さとコミカルさを併せ持つ。全12話から成る構成で、各話ごとに異なるシチュエーションやキャラクター関係性が提示される。
読みどころ
本作の特色は、「食」という要素を性的な快楽や心理描写と結びつける構成にある。下品さを前提としつつも描写が緻密であり、物語としてのテンポの良さが指摘されている。登場人物たちの表情や仕草の描き分けが高く評価され、特にウェイトレス役などの感情変化が生き生きとしているという声がある。作者utuらしい独特のタッチで描かれる身体表現や、シチュエーションごとの空気感の構築力が定評があるとされる。ただし、題材が直接的かつ露骨なため、好みが分れるという意見もある。好みのパターンを選びやすい構成となっている。
この作者・サークルについて
作者はutu(宇都宮)。『COMIC失楽天』を中心に活動する成人向け漫画家。本作はその初単行本であり、その後『色は匂へど…』(第2弾)、『はれんち。』(第3弾)など複数の単行本を刊行している。
