作品データ
区分: 一般実用 / 著者: 國分功一郎 / 価格: 913円 / 配信日: 2020-11-18
どんな作品か
哲学者・國分功一郎による、十七世紀オランダの哲学者スピノザの思想を紹介する入門書である。主著「エチカ」を軸に、善悪や自由といった概念をスピノザがどのように捉え直したかを、平易な言葉で解説しており、専門用語に頼らず読み進められるよう工夫された構成になっている。スピノザは善悪を絶対的なものではなく状況によって変わるものとして捉えた哲学者として知られており、本書もその考え方を軸に展開されている。
読みどころ
難解とされがちなスピノザの哲学を、日常的な例えを交えながら丁寧に読み解いていく解説の分かりやすさが本書の特徴である。「自由」という言葉の意味そのものを問い直す視点も読みどころであり、既存の善悪観を揺さぶる哲学の面白さに触れられる。難解な原典に直接挑む前の一冊として位置づけられており、入門書としての役割を意識した構成になっている。
こんな人に
哲学に関心はあるが専門書には抵抗がある人、スピノザという名前を聞いたことがあり基礎から知りたい人に向く一冊である。