作品データ
区分: 一般実用 / 著者: 鷲田清一 / 価格: 869円 / 配信日: 2017-11-17
どんな作品か
哲学者である著者が、「じぶん」という誰にとっても身近でありながら捉えどころのない主題を、平易な言葉で見つめ直す一冊である。日常の中で感じる自己像のゆらぎや、他者との関係のなかで立ち上がる自分のあり方を、哲学的な視点から丁寧にたどっている。専門用語に頼らず、読者自身の経験に引き寄せながら考えを進めていく構成になっている。結論をあらかじめ用意するのではなく、読み手とともに考え続けることを重んじた一冊としてまとめられている。
読みどころ
難解になりがちな哲学的テーマを、身近な具体例を交えながら噛み砕いて論じている点が特徴である。結論を急がず、問いそのものと向き合う姿勢が保たれている。一つの答えに収束させない語り口が、読み手それぞれの思考を促す構成にもなっている。
こんな人に
「自分とは何か」という漠然とした疑問を、じっくり言葉にして考えてみたい人に向いている。哲学の入門書として読める一冊を探している人にも合う。