作品データ
DMMブックスの小説(日本文学)。著者は東山彰良。価格1045円、2017-07-14配信。第153回直木賞を受賞した長編小説です。
どんな作品か
1970年代の台湾を主な舞台に、ある一族の祖父の死をきっかけに動き出す物語です。多感な少年の成長を軸に、家族の来歴や大陸と台湾をめぐる歴史の影が絡み合っていきます。青春小説の瑞々しさと、大河的なスケールを併せ持った作品として高く評価されました。
読みどころ
台湾の街の熱気や匂いまで立ち上がってくるような、力強い筆致が魅力です。喧嘩や恋、友情といった青春の輝きと、一族の宿命が交差していく物語運びに引き込まれます。作者自身のルーツにも重なる時代と土地が、生き生きと描き出されています。
こんな人に
スケールの大きな青春・家族小説を味わいたい方、台湾を舞台にした物語や直木賞受賞作に触れたい方におすすめです。