作品データ
DMMブックスの小説(日本文学)。著者は薬丸岳。価格662円、2017年7月14日配信。少年犯罪と家族をテーマに据えた社会派の長編小説です。
どんな作品か
ある事件をきっかけに、加害者側となった子どもとその親の立場に光を当てた物語です。わが子が罪に問われたとき、親は何を思い、どう向き合うのか。少年法や司法の仕組みにも触れながら、家族の再生と贖罪をめぐる問いが静かに、しかし鋭く投げかけられます。
読みどころ
重いテーマを扱いながら、登場人物の心情を丁寧にすくい上げる筆致が印象的です。事件そのものより、その後に残される者たちの葛藤を掘り下げる構成が読み手の胸に迫ります。答えの出ない問いに向き合い続ける親の姿が、深い余韻を残します。
こんな人に
社会派ミステリや、家族・少年犯罪を真正面から扱う物語を読みたい方におすすめです。