作品データ
DMMブックスの一般ノベル(日本文学)。著者は凪良ゆう。価格792円、2017年4月20日配信。
どんな作品か
のちに本屋大賞を受賞する凪良ゆうによる、四篇からなる連作短編集です。表題作では、事故で亡くした夫の幽霊とともに暮らし続ける女性・うる波の日々が描かれます。ロボットを親友とする少年や、年の離れた相手への想いなど、各篇で「まわりに理解されない関係」がさまざまなかたちで綴られていきます。
読みどころ
世間の常識からはみ出した愛や絆を、否定も美化もせず静かに肯定していくまなざしが魅力です。少し不思議な設定を入り口にしながら、根底にあるのは「生き方にも愛し方にも正解はない」という凪良ゆうらしい優しさ。それぞれの物語が響き合い、読後にあたたかな余韻を残します。
こんな人に
人と違う関係や生き方をそっと肯定してくれる物語を求める方、凪良ゆうの作品世界に触れたい方におすすめです。