作品データ
DMMブックスの一般ノベル(日本文学)。著者は坂口安吾、1463円・2017年1月1日配信。
どんな作品か
満開の桜の森の下を通ると、人はなぜか怖くなる——山に住む山賊が、都から連れ帰った美しい女に心を奪われ、その言いなりになっていく。戦後の混乱期に「堕落論」で時代を撃った無頼派の代表作家・坂口安吾が、幻想的な筆致で人の業と孤独を描いた表題作を軸とする一冊。
読みどころ
妖しくも美しい桜のイメージと、人間の欲望や狂気とが溶け合う独特の世界観。寓話のようでありながら、読む者の心の奥をざわつかせる余韻が残る。安吾ならではの骨太な文章と語りの力を存分に味わえる。
こんな人に
日本文学の名作や幻想的な物語に触れたい人、坂口安吾の世界を知りたい人におすすめ。