作品データ
DMMブックスの一般実用書(政治・社会・外交)。著者は速水敏彦。価格935円、2016年9月23日配信。
どんな作品か
社会心理学者・速水敏彦による、現代の若者心理をめぐる新書です。努力や実績の裏づけがないまま、根拠なく自分を有能だと感じ、他人を見下してしまう心の傾向を「仮想的有能感」という概念で読み解きます。身近な人間関係や社会の空気を手がかりに、その広がりを論じます。
読みどころ
「なぜ人は他人を軽んじるのか」という問いを、感情や自己評価のメカニズムから丁寧にたどっていく点が読みどころです。若者だけでなく、現代人全般に潜む心の癖として提示されるため、自分自身を振り返るきっかけにもなります。心理学の知見をやさしく紹介する語り口です。
こんな人に
現代の人間関係や自己評価のありように関心がある人、社会心理学の入門書を探している人に向いています。