作品データ
DMMブックスの小説(日本文学)。著者は平野啓一郎。価格814円、2015年12月4日配信。
どんな作品か
芥川賞作家・平野啓一郎による長編小説。ある日、死んだはずの人間が生き返るという不思議な現象を軸に、主人公が自らの死の真相と向き合っていく。人が複数の顔を持つという著者の「分人」の思想が物語の底に流れる。
読みどころ
生と死、そして人が抱える多面性というテーマが、ミステリアスな物語運びのなかで掘り下げられる。喪失や再生と向き合う主人公の心の揺れが丁寧に描かれる。読み終えたあとに、生きることの意味を静かに問いかけてくる。
こんな人に
生と死や自己をめぐる文学的なテーマに惹かれる人、平野啓一郎の思索的な小説を読みたい人に。