作品データ
DMMブックスの一般ノベル(歴史・時代劇・戦記)。著者は朝井まかて、836円・2015年11月13日配信。
どんな作品か
明治の歌塾「萩の舎」を主宰し、樋口一葉の師でもあった実在の歌人・中島歌子。その半生を描いた歴史小説。幕末の江戸で恋を実らせた歌子は、天狗党の志士に嫁いで水戸へ下るが、尊皇攘夷の争乱が激化するなか、夫と引き離され、自らも過酷な運命に翻弄されていく。
読みどころ
第150回直木賞を受賞した朝井まかての代表作。動乱の時代を生きた一人の女性の、恋と誇り、そして哀しみが、格調高い筆致で綴られる。歴史の大きなうねりと個人の情念が重なり合い、読み応えのある人間ドラマとして立ち上がってくる。
こんな人に
骨太な歴史小説や、女性を主人公にした物語が好きな人、直木賞受賞作を読みたい人におすすめ。