作品データ
DMMブックスの一般ノベル(ミステリー・サスペンス/歴史・時代劇・戦記)。著者は三津田信三。価格1320円。2015年8月14日配信、シリーズ第8巻。
どんな作品か
怪奇幻想を愛する作家・刀城言耶を探偵役に据えた、ホラーとミステリーを融合させたシリーズです。戦後まもない日本の因習が残る村々を舞台に、土着の伝承や祟りにまつわる怪事件が語られます。おどろおどろしい怪異の気配と、論理的な謎解きが同居する独特の作風が持ち味です。
読みどころ
「怪談か、それとも人の仕業か」という揺らぎの中で真相へ迫っていく構成が最大の魅力です。民俗学的な背景描写が濃密で、読むほどに村の閉ざされた空気に引き込まれます。恐怖と本格ミステリの謎解きを一度に味わえる、ファンの多いシリーズです。
こんな人に
ホラーミステリや本格謎解きが好きな人、和の怪異と因習の世界に浸りたい人におすすめです。