作品データ
DMMブックスの小説(ミステリー・サスペンス)。著者は北山猛邦、講談社文庫。価格608円、2015年8月12日配信の短編集。
どんな作品か
「恋煩い」「妖精の学校」「嘘つき紳士」「終の童話」、そして表題作の5編を収めた短編集。それぞれ幻想的な語り口をまといながら、最後に鮮やかな仕掛けが待つ構成をとる。表題作は、少年と姉妹の思いがすれ違うなかで描かれる。
読みどころ
童話のように柔らかな筆致と、ミステリとしての切れ味を両立させた一冊。各編に用意されたどんでん返しが、物語の印象を最後にがらりと塗り替えていく。
こんな人に
短い物語で驚きの仕掛けを味わいたい、幻想ミステリ好きの人に。