新装版 虚無への供物

『新装版 虚無への供物』は2015-08-12に配信された「新装版 虚無への供物」シリーズの第2巻です。価格は924円。

作り手
中井英夫
シリーズ
新装版 虚無への供物
配信日
2015-08-12
価格
924円(2026年9月10日に観測)
レビュー
105件・評価3.79(DMM.comが集めた評価。2026年9月10日に観測)

作品データ

- 区分: 一般ノベル- 著者: 中井英夫- 価格: 462円- 配信日: 2015-08-12

どんな作品か

日本ミステリー史に燦然と輝く中井英夫の代表作を、新装版として二分冊で電子化した一冊である。「黒死館殺人事件」「ドグラ・マグラ」と並んで三大奇書に数えられることも多い作品で、探偵小説という形式そのものを問い直す「アンチ・ミステリー」の金字塔として知られる。氷沼家をめぐる不可解な連続死に対し、複数の登場人物が競うように推理を披露していく構成が特徴で、謎解きの快楽と、その快楽自体への批評が同居する。

読みどころ

本作の魅力は、華麗な推理合戦の果てに立ち現れる、探偵小説の枠を超えた問いかけにある。密室の謎をめぐって展開される仮説の応酬は本格ミステリーとして濃密でありながら、読み終えたとき、推理すること自体の意味を考えさせられる。耽美的で彫琢された文章も中井英夫ならではで、ジャンルの臨界点に触れる読書体験が味わえる。

こんな人に

本格ミステリーを読み込んできて、その先にある一冊を求める人へ。ミステリー・サスペンスの歴史的名作を押さえておきたい読書家にも勧めたい。

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