作品データ
DMMブックスの小説(ミステリー・サスペンス)。著者は横山秀夫。価格649円、2015年8月7日配信。警察小説の名手として知られる著者の代表作の一つで、実写映画化もされた。
どんな作品か
妻を殺害したと自首してきた一人の警察官。犯行そのものは認めながらも、彼はある「空白の時間」について頑なに口を閉ざす——。その沈黙の理由をめぐり、警察、検察、記者、弁護士、裁判官らそれぞれの視点から真相に迫っていく人間ドラマです。
読みどころ
事件の謎解きにとどまらず、関わる者たちの信念や葛藤を各章で描き分ける重層的な構成が圧巻です。なぜ彼は語らないのか——その問いが読者の胸に重く残ります。人間の尊厳や正義とは何かを問いかける、社会派ミステリーの傑作です。
こんな人に
骨太な人間ドラマとしてのミステリーを味わいたい人、余韻の深い物語を求める人におすすめです。