作品データ
DMMブックスの実用書(哲学・宗教・心理)。著者は高橋昌一郎。935円・2015年8月1日配信。『理性の限界』『感性の限界』と並ぶ「限界」シリーズの一冊です。
どんな作品か
科学者や哲学者、懐疑主義者といった立場の異なる人物が議論を交わすディスカッション形式で、人間の知性がどこまで届くのかを検討していく一冊です。言語の限界、科学的予測の限界、思考そのものの限界という三部構成で、ウィトゲンシュタインの言語哲学からゲーデルの不完全性定理、不確定性原理までが話題にのぼります。副題の「不可測性・不確実性・不可知性」がそのまま各章の主題です。
読みどころ
硬い題材を対話劇の形にすることで、専門知識がなくても議論の流れを追える構成になっています。登場人物が互いに反論し合うため、ひとつの結論に落ち着かないまま問いが深まっていく点が特徴です。
こんな人に
科学哲学や論理学に関心がある人、難解な理論を対話形式で読み解きたい人に。