作品データ
DMMブックスの実用書(教育)。著者は乙武洋匡。770円・2015年8月1日配信。『五体不満足』の著者による初の新書で、講談社現代新書の一冊です。
どんな作品か
自身の生い立ちを振り返りながら、「自己肯定感」とは何かを考えた一冊です。生まれつき手足がないという条件を抱えながら、なぜ卑屈にならずに育つことができたのか。その答えを両親の育て方のなかに探っていきます。息子として、小学校の教師として、そして父親としての三つの立場から書き分けられています。
読みどころ
特別な教育論ではなく、日常のやりとりのなかで子どもの自己肯定感がどう育つのかを、具体的な場面に即して語る点に説得力があります。教師時代に出会った親子の姿を通して、現代の子育てが抱える難しさにも触れます。精神科医との対談も収められ、大人が自分を認められないときの話にも及びます。
こんな人に
子育て中の人や教育に携わる人、自分をうまく肯定できないと感じている人に。