作品データ
DMMブックスの小説(ミステリー・サスペンス)。著者は奥田英朗。価格1,155円、2015年8月4日配信。
どんな作品か
それぞれに事情を抱えた登場人物たちの日常が、小さなつまずきをきっかけに少しずつ狂い始め、やがて交わっていく群像サスペンスです。まっとうに生きようとする人々が、なぜか悪い方へ悪い方へと押し流されていく様を、奥田英朗が緊張感たっぷりに描き出します。
読みどころ
複数の視点が並行して進み、無関係だった人生が交差していく構成のうまさが圧巻です。「どうしてこうなってしまうのか」という焦燥を読者にも共有させる筆力があり、ページをめくる手が止まりません。人間の弱さやめぐり合わせの怖さを、ぐいぐいと読ませる一冊です。
こんな人に
複数の人生が絡み合う群像劇や、じわじわ追い詰められていくサスペンスが好きな方におすすめです。